初級バーベキューインストラクター検定受講~日本のBBQは実はBBQとは言えない!?衝撃の内容から始まった講習

キャンプ情報

こんにちは、RIKIです。
今回は初級バーベキューインストラクター
検定を今年6月に受講し初級バーベキュー
インストラクター
の資格を今年の7月に
取得しましたので日本バーベキュー協会・
スマートバーベキュー、バーベキュー
インストラクターとは、取得へ至った経緯、
受講内容、受講後の感想について紹介します。

日本バーベキュー協会・スマートバーベキュー

日本バーベキュー協会は2006年に
下城民夫会長が設立した協会です。

日本のバーベキューは焼肉と=の
意味で捉えられていますが、
本場欧米のバーベキューは
様々な食材、料理、進歩した
グリル等色々な面で日本と
違う所があり日本が遅れている

事もあって本場のバーベキューを
学びながら新しい日本のバーベキューを
創る目的で設立されました。

日本バーベキュー協会は
スマートバーベキュー」を
提唱しています。

「スマートバーベキュー」は

  1. 自分に優しく
  2. 相手にも優しく
  3. 環境にも優しく
  4. 社会貢献できる

を定義としたバーベキューです。
この検定でカンコツ、道具、知識を
習得する事で簡単でスマートに
バーベキューが出来る
ようになり
それによって出来た時間の猶予が
一緒に来ている仲間との
コミュニケーションの時間に充てて
有意義な時間を過ごせる
のが
スマートバーベキューの魅力です。

バーベキューインストラクターとは

日本バーベキュー協会ホームページ↓
Japan Barbecue Association | 日本にも本物のBBQ文化を創り出す!Smart Barbecue!! (jbbqa.org)

日本バーベキュー協会が主催する
バーベキューインストラクター検定を
合格して正しいスマートバーベキューを
習得した人が認定される資格です。
初級、中級、上級に分類され
個人、法人で取得できます。

初級 20000人
中級 600人
上級 250人 
MC(講師養成) 60人
(2022年6月受講時点)

取得へ至った経緯

キャンプ関連の仕事に就くのに活かす為
キャンプ・アウトドアの資格を調べていた所
この資格がその一つとして記載されており
自分のキャンプでも活かせそうだと思い
受講を申し込みました。

受講内容

【初級BBQ検定】6/4北海道札幌市にて開催 | Japan Barbecue Association (jbbqa.org)
場所は砥山ふれあい果樹園、
日時は2022年6月4日
11時~15時で行われました。

受講料金は11,000円(税込)でした。 
(検定料・講習料・保険料・テキスト代込・
ステーキなどの試食あり)

会場の様子

焼ける前の一品(ウェルカムバーベキュー)

会場に着くと既に料理が
テーブルに置いてあり
ぜひ食べて下さいという事で
丁度小腹の空く時間でもあったので
食べましたがこれがとても美味しかった
です。

卵料理とバゲットの上に肉が乗っている料理

実はこれはバーベキューでは
とても大事な心掛けで丁度
バーベキュー場に着く頃には
お腹が減っているけど
料理が出るまで火起こし、
調理で時間が掛かってしまって
では残念な気持ちになって
しまいますよね?
人それぞれだと思いますが、
せっかく来たのにまだ料理
出来てないのかよという
気持ちにもなる人もいると思います。

そういう気持ちを抱かせない為にも
焼ける前の一品は大事になります。
バーベキューはパーティー文化なので
平等、フェアである事を意識するのが
重要だという事
を学びました。

講義

60分となっていますが実技も
挟みながら2回に分けて行われました。

前述の通り最初は日本のバーベキューは
遅れているという事から講義が
始まりました。
日本では皆で肉を焼いて皆で食べる
スタイルですが、本場欧米、豪州の
バーベキューでは肉を焼くホスト、
出された料理を食べるゲストと
分かれています。
ホストはゲストの安全を守りながら
料理を提供しなければなりません。

(火元への注意、食中毒への知識)

また熱源も日本では炭が主流ですが、
欧米、豪州ではガス、電気、ペレットが
主流になっています。使われているグリルも
Bluetooth、Wi-Fiを利用し中に入っている
肉の温度、焼き加減を見ることが出来ます。

その他欧米、豪州ではバーベキュー場が
日本より多い事、ゴミの処理マナーの
意識の違いがある事、バーベキューの
言葉の由来、バーベキュー料理の紹介
バーベキュー世界大会の事等を学びました。

炭熾し(チムニースターター)

次にチムニースターターを使った
炭熾しを学びました。
チャコールスターターとも言って
一般的にはこちらの方が
聞き馴染みがあります。
グリルはWeberのチャコールグリルを
使用していました。

グリルその他バーベキュー用品に
ついても日本で使用されている物とは
全然違います。蓋つき、網も厚い、
(日本で使われているグリル網は
使い捨てが多い)温度計付きの物は
僕たち日本人が焼肉で使用
している物とはかなり異なります。
網の焦げを削り落とすブラシ、
肉芯温度を測る温度計、
調味料、油等を食材に塗る為の
刷毛なんかも今回の検定で
使用されていました。

炭熾しについてですが、
チムニースターターの下の空洞に
新聞紙、スターター内下から
キングスフォードの豆炭、その上に
オガ炭(おそらくです。大きい炭については
何も言われていないので形状からそうだと
思います)をセットして新聞紙に点火すると
煙突効果で起こる上昇気流により
効率良く炭熾しが出来ます。
検定では炭は
「重い炭(一般的なオガ炭、木炭)」
「軽い炭(豆炭)」
に分類されると
教えられました。

炭熾しが出来たら炭が
白くなるまで待ちます。
白くなって温度が高い状態に
なってから肉を焼き始める事が
出来ます。

炭は基本的に軽い炭を足す方が
良いです。重い炭は着火しづらい為
火力調整の面では不向きです。

チャコールレイアウト

肉を焼く際には火力調整が
大事になりますが、その時に
重要なのはチャコールレイアウトと
なります。

チャコールレイアウトには何種類か
あってワンゾーン、ツーゾーン、
スリーゾーン、スプリットツーゾーン等
料理によってレイアウトを変えて
火力調整をすることが出来ます。

バーベキュー料理の数々

画像ではありませんが最初に
ステーキ(牛)、ポーク(豚)、
チキン(鶏)の座学で学んだ
肉芯温度の振り返り、味付けの
仕方、肉を柔らかく焼く為の
下準備等を学びながら
実際に焼きました。

その後はウインナー・ソーセージ、
野菜等の串料理、椎茸とピーマンも
美味しく食べる方法を学びました。

特に椎茸は塩をかけるだけの
シンプルな調理方法だったのですが、
とても美味しいのでやってみて下さい。
塩が水滴となり椎茸がトングで
挟んだ時にV字に曲がる時が食べ頃です。

SCA(STEAK COOK OFF ASSOCIATION)

2013年、アメリカはテキサス州ダラスにて、Brett Gallaway と Ken Phillips(現会長)によって、SCA (Steak Cookoff Association) が結成される。
全米各地で異なるジッジングルールで行われていたステーキコンテストにコンペティターやジャッジシステムがフェアであることを目的にSCA独自のルールを作り全米をはじめ世界への普及活動をしている。

Steak cook off association ASIA | Japan Barbecue Association (jbbqa.org)

続いて座学でも触れていた
バーベキューの世界大会等の
コンテストではSCA(上記参照)が
定めるジャッジで焼いた肉の
点数が付けられている事から
(下記参照)食パンでそれを
模擬した事をやりました。
(2,3番重視かなと思います)

見事僕が焼いた食パンは
奇麗な焼き目(バーンストライブ)が
付いて下城会長のジャッジ上1番良い
焼き目だと評価されました。

公認ジャッジの試食にによるジャッジングポイントは以下の通り。

1,ミディアムの焼け具合(doneness)
2,見た目の美しさ(Appearance)
3,焼き加減(texture)
4,味(taste)
5,総合評価(overall impression)

の4つのジャッジングポイントを2点から10点で採点される。

Steak cook off association ASIA | Japan Barbecue Association (jbbqa.org)

検定

最後は筆記試験で講義、実技の内容が
問題(〇×問題、選択問題)として出題され
30問の内20問正解すると合格して
バーベキュー検定 | Japan Barbecue Association (jbbqa.org)
(確かこの時21問正解だった様な…
そこら辺曖昧です、すみません)
初級バーベキューインストラクターと
して登録できます。

結果は後日郵送されます。

エンドバーベキュー

先程の下準備をして焼いていた
バーベキューリブ、バナナや
キウイフルーツ、オレンジ等
のフルーツバーベキュー、
マシュマロを最後に焼いて
食べました。
このフルーツバーベキューや
マシュマロ等のデザートが
出されればバーベキューの終了、
つまりゲストに出す料理は
もう無いよという意味を
示しています。

バーベキューインストラクター認定

検定終了1か月後、書類が家に届き
無事検定合格!そしてインストラクター
登録するかしないかを書類にて送付し
後日また認定証が届きました。

受講後の感想

受講前はバーベキューインストラクター
検定で得た物をキャンプで活かそうと
考えていましたが受講するとキャンプと
バーベキューは似て非なる物だなと
感じました。

勿論、すべて活かせないという訳では
ありませんが最近のキャンプでは
ソロキャンプをする人が増えていたり
している所ではバーベキューというものは
一人では決して成り立たない
という事、
グループだとしても皆で協力して
アクティビティをやるというよりは

ホストとゲストに分かれホストが
ゲストにおもてなしをする
という
意識が大事だという面では
キャンプとの違いを感じました。

ただ、コミュニケーションを
重んじる姿勢が大事な事や
環境に配慮する事等については
共通して大事な事だなとも感じました。

この検定で得られた炭火への知識、
バーべーキュー料理への知識は
キャンプでも活かしていきます。

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