こんにちは、RIKIです。
今回はテントの素材ごとの
特徴について自分なりに
調べてアウトプット
していきます。
テントに使われる素材、
テントの織り方・生地に使われる単位、
テントに施される加工について
書いていきます。
テントに使われる素材
調べていく中で主に6種類ありました。
ポリエステル
- 最もよく見る生地
- 安価
- 吸水性、吸湿性が低い
→乾きやすい、カビにくい - 紫外線には比較的強い
- 火、火の粉、熱に弱い
- 雨の影響をさほど受けない
コットン
- 通気性が良い
- 吸湿性・吸水性が良く結露しにくい
- 丈夫、長持ちする
- 生地が厚く、外気熱を遮断
逆に内部の熱は逃がさない
(断熱性が高い) - 火、火の粉に強い
- 重い
- 濡れた場合早く乾かす、
しっかり乾かす事をしないと
カビてしまう
ナイロン
- 軽い、柔軟性がある
→引っ張り強度、耐久性に優れている - ポリエステルより軽い
→山岳用テントに用いられる - 火に強い、燃えにくい
- 吸水性が低くすぐ乾く
→耐水・防水性に優れる - 紫外線には弱いが、紫外線対策加工
により問題はない - 高価
- 高熱に弱い
ポリコットン(T/C)
- テクニカルコットン、
テトロンとコットン
(T/C)とも呼ばれる - ポリエステルとコットンの混紡生地
- ポリエステルとコットンのメリットを
活かして2つの素材のデメリットを
解消。 - ポリエステル65:コットン35の
割合が多い - 火の粉、紫外線に強い
- 結露が発生しにくい
- 生地が厚く遮光性、断熱性に優れる
- 吸水性
コットンよりは悪いがポリエステル
よりは良い
→2つの中間、優れているとは言えない - 乾きやすさ
ポリエステルよりは悪いがコットン
よりは良い
→2つの中間、優れているとは言えない - 全体的に耐水性には優れていない
- ポリエステルより重い
- 他の素材に比べ優秀
シルナイロン
- ナイロンにシリコンを織り交ぜた生地
- ナイロンの数倍の防水性
- 強度がある
- 防水性が高くなる代わりに通気性が悪くなる
- 火に弱い、燃え広がり易い
- 修理難
- とても高価
PEクロス
- ポリエチレンシート→ビニールシート
ブルーシート - 安価
- 高い耐水性、防水性、撥水性、防湿性
- 熱、紫外線には弱い
テントの織り方・生地に使われる単位
D(デニール)
繊度、要するに糸や繊維の太さの単位。
数字が多いほど糸が多く使用され、
生地が厚い。
重量としてはこの数値が多いほど重くなり
少ないほど軽い。
織り方
- T(タフタ)
縦糸が交互に横糸の上下する織り方。
1平方インチ内に何本糸があるかを
意味しており「T」の単位で表され、
数字が大きい程密度が高い。
滑りが良く光沢があるが
皴になりやすいのが特徴。 - ツイル
縦糸と横糸が1個飛ばしで編み込まれ
斜線状に織りなしている。
日本では綾織りと呼ばれる。
柔らかな肌触りがあり伸縮性に
優れていて光沢感があって
皴になりにくい。
一方で摩擦に弱い特徴がある。 - オックスフォードクロス(Ox)
縦糸と横糸を2本ずつ交互に交差させた織り方。
Oxの単位で表される。タフタに比べて
引き裂き強度や耐久性で優れており
テントフロア部分に使われる。
日本では斜子(ななこ)織りと呼ばれている。 - リップストップ
生地に格子状にナイロン繊維が
縫い込まれている。
耐久性が上がり引き裂け防止に
つながる。
「裂け目(リップ)を止める(ストップ)」
の意味を持つ。
テントに施される加工
- PU(ポリウレタン)コーティング
一番スタンダート。
生地の裏面に施される。
経年劣化により使用していなくても
加水分解が起きてコーティングが
剝がれ、臭いの原因となる。
防水加工。生地の隙間を埋めている
加工なので水を通さないが、
その分結露しやすい。 - テフロン撥水加工
フッ素樹脂によるコーティング。
PUとは違い通気性に優れ、
水滴を弾く。浸透には弱い。 - UVカット加工
紫外線を防止する加工。
紫外線遮蔽率やUPF値で表される。 - デュラシールド
実際に施工業者等で使われる
コーティング材の事。
車両等のコーティングに
使われている。
腐食系物質の接触を防ぎ、紫外線や
熱による褪色、変色も防ぐ。 - シリコンコーティング
生地にシリコンを染み込ませる。
上記のシルナイロン同様で防水性が
高まる一方で通気性が悪いため
結露しやすい。この加工自体高価。 - 耐火コーティング
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